信仰は誰のためのものか

物語には始まりと終わりがあるように、私たちの人生もいつか必ず終わる時がきます。

ただ、それが、いつ、どのように終わるのかは誰にもわかりません。

あらゆる生物が抱える苦しみ(生・老・病・死)とは何なのか。私たちは苦しみを抱えながら、どう生きていけばよいのか、限りある人生を歩んでいくための指針となるのが「信仰」であると私は考えています。

大事なことは、なぜその教えを信仰しようと思うのか、その理由を自ら見出すことで、極端な言い方をすれば「○○なので私は無宗教です」というのも、その人の信仰なのだと思います。

今は子どもが家を継ぐということが当たり前ではなくなり、信仰も「○○家代々の信仰」から「個の信仰」に変わりつつあります。

そんな今だからこそ、なぜ、その教えを自分は信じようと思うのか、改めて考えてみるのも大事かもしれませんね。